この胸いっぱいの愛を-北九州市門司のロケ地観光ガイド-2

主人公鈴谷比呂志(伊藤英明)の物語と並行して描かれる3つのサブストーリーのうち倍賞千恵子演じる角田(つのだ)朋恵の物語で気になる「盲導犬の老人ホーム」とは。。。
現在日本で活躍する盲導犬の数は約1,000匹です。ブリーディングウォーカーと呼ばれる生ませの親のもと繁殖犬から生まれた子犬は生後約2ヶ月くらいで、育ての親(パピーウォーカー)宅に預けられます。1歳になるまで人間の家族の一員として様々な社会経験を積み、その後適性判断をパスした犬だけが訓練センターにてしつけの親である訓練士により約6〜10ヶ月をかけ盲導犬としての訓練を受けます。
盲導犬として視覚障害者に就く期間は約8年、10歳くらいまで人間の良きパートナーとして活躍します。引退後は一般的にはリタイアウォーカーと呼ばれるボランティア家庭にて余生を過ごしますが、引退した犬の体調、老化具合によってはボランティアの負担が大きすぎるとの理由から訓練センターにおいて余生を過ごすことになります。その訓練センターとして北九州盲導犬協会訓練センターの施設名で画面に登場しますが、こちらは架空の設定であり、ロケは福岡県前原市にある財団法人九州盲導犬協会にて行われました。「盲導犬の老人ホーム」がある施設として登場しますが、この「老犬ホーム」を実際に施設内に専用の設備として備えるのは全国9協会、10施設ある訓練センターにおいては実は財団法人北海道盲導犬協会だけです。
この「老犬ホーム」ではもちろん引退した犬にとっては何不自由のない暮らしを送る事が約束されるのですが、それまでの生涯を特に他よりも強い関係で人に寄り添って来た盲導犬にとって訓練所のゲージのなかで息を引き取ることはとても寂しいものに感じます。角田朋恵(倍賞千恵子)がパートナーであった盲導犬アンバーが生涯を終える際にそばに入れなかった事を、人生の後悔とするのはのそのような理由も関連しているものと思われます。
映画の舞台ですが、主人公鈴谷(伊藤英明)が少年時代の自分とばったり出会うことになるどこか懐かしい石垣の壁、狭いカーブの通りにある鈴谷旅館は、北九州門司の高級旅館としてその名を知られた丸山山荘(九州市門司区丸山2丁目12-6)での撮影です。1934年の創業で2000年に廃業しましたが、かつては多くの有名人著名人が好んで利用した宿です。
また青木和美(ミムラ)が鈴谷とのデートでヴァイオリンを弾いた高台は、もともと小学校であった建物を芸術家、工芸家を目指すものに創作、発表の場とした門司港アート村であり、山の中腹に位置するその場所からは関門海峡(かんもんかいきょう。山口県下関(本州)と北九州を隔てる幅わずか600mの海峡)を望むことが出来ます。
関門海峡は日に4度も東へ西へと潮の向きを変える、流れの速い海の難所として知られ、一方で日に数百隻もの船が行き交い、潮騒と汽笛が日本の音100選にも選ばれる風光明媚な場所となっています。
管理人レッサーパンダ?の旅々コメント
下記皆さんからコメントをいただいた、壇ノ浦PAより望む関門海峡の景色を瀬戸の夜景「九州の夜景・壇ノ浦PA」にて確認することが出来ます。その他日本全国の夜景をパノラマで見る事の出来るおすすめサイトです。


コメント
地元ネタキタ━━━━(°Д°)━━━━!!!!
前原の盲導犬は有名ですな。 あと、関門峡からの眺めはとても好きです。 壇ノ浦PAに立ち寄って景色を楽しむことをオススメしますよw
投稿者: 渡世人いわ | 2006年04月26日 09:12
渡世人いわさんと同じく壇ノ浦PAからの景色はおすすめです。
必ず本州から九州に向かうときに寄っていました(^0^)
門司港は、3年前くらいに立ち寄ったことが。穏やかな町という印象を受けました。夕日がきれいだったのを覚えています。
投稿者: ゆき | 2006年04月26日 23:16
私も壇ノ浦PA行った事あります。すばらしい眺めですよね♪
投稿者: ちゃい | 2006年04月27日 14:26
↑皆さんが口をそろえて絶賛(?)する壇ノ浦PA、さぞかしすばらしいのでしょーねー!!
盲導犬にも老人ホームのようなものってあるんですねー。全く知りませんでした。ベンキョーになりますねー。
投稿者: 風子 | 2006年04月27日 22:34
みなさんコメントありがとうございます。
壇ノ浦PAから望む関門橋に話が集中したようなので、記事を少し追加させていただきました。外部サイトですが「瀬戸の夜景」はホント、なかなか素敵なサイトです。是非ご覧になってください!
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年04月27日 23:04
壇ノ浦PAから観る景色は、さぞかし良い眺めなんでしょうね~。
映像や写真で見てもすばらしいと思いますが、そういうものは、”百聞は一見にしかず ” だと思います。実際に自分の目で見たいものです。
わが東北にも、誇れる景色はたくさんありますので、レッサーパンダ?さん 記載よろしくお願いします。
☆百聞は一見にしかず (ひゃくぶんはいっけんにしかず)
【このことわざの意味】
たった一度でも何度も聞くよりは、見たり経験した方がわかること。
【ゆらい】
百回話を聞くより、一度でも見る方がわかりやすいこと
投稿者: 東北 小力 | 2006年05月05日 21:00
東北 小力さん>コメントありがとうございます。
私も仙台が地元で、東北を中心として添乗員をやっていましたので、誇りたい景色がたくさんあります。しかし!映画の舞台はかなり西日本が多い(?)!!映画制作者にもっと東北を!と言いたい管理人でした。
投稿者: レッサーパンダ? | 2006年05月07日 23:44