サヨナラCOLOR-江ノ電沿線のロケ地観光ガイド

映画、ドラマをはじめ、歌や小説、漫画等でも数多く表現されてきた鎌倉、湘南、藤沢をラインとした江ノ電沿線ロケーション。サヨナラCOLORで登場する江ノ電、極楽寺駅はかつて。。。
年間1800万もの観光客が訪れる古都鎌倉を核として、藤沢、湘南、江ノ島、それら「絵になる風景」を沿線とする江ノ島電鉄、通称江ノ電は、これまで様々な物語で描かれてきました。古くは小津安二郎の代表作「麦秋」「晩春」(鎌倉)等、1950年代前後の映画作品から、「男はつらいよ」第29作(江ノ島、鎌倉あじさい寺)「稲村ジェーン」(鎌倉、稲村ケ崎)といったシリーズ作、話題作にも登場するほか、漫画スラムダンクの舞台として湘南地区が設定とされました(江ノ電の駅名にもなりホームすぐ目の前が海という絶好のロケーションである木造駅鎌倉高校前よりすぐの鎌倉高校は陵南高校のモデルといわれ、海と江ノ電を望む日坂(にっざか)という名の坂は漫画のなかにも登場する他数々の映画、ドラマにも登場しました)。近年では藤沢を舞台とした「ピンポン」(2002年)のほか、今年6月より公開される歌手YUI初主演作タイヨウのうたにも江ノ電、七里ガ浜等がロケーションとして演出されます。
2004年の映画サヨナラCOLORも、そんな鎌倉を舞台として描かれる作品であり、江ノ電や北鎌倉界隈が物語随所に登場します。そのなかでも江ノ電ブームの火付け役として一役買った駅といっても過言ではない極楽寺駅が、主人公佐々木正平(竹中直人)の癒しである女将のいる居酒屋への最寄り駅として登場します。前後に連なる海、浜辺、家の狭間に囲まれた駅とは一変して雰囲気が異なる山と緑に包まれたその駅は、昭和ムード一杯の小さな駅舎です。この駅が江ノ電を救うきっかけとなったのは、1976年に始まった連続テレビドラマ「俺たちの朝」でした。全48話、1年間に渡って放送されたこの青春ドラマは極楽寺駅周辺が舞台であり、当時利用観光客数の頭打ち状態が続き経営困難となっていた江ノ電の利用者数を一気に倍増させ、現在の好転へと導いたのです。観光客誘致としてのロケ地として、最も成功した例のひとつとなっています。※江ノ電はその特徴的な車両と、道路上に敷設された軌道があることから路面電車として取り扱われる事が多いのですが鉄道事業法による鉄道です(日本の路面電車→8月のクリスマス-高岡市金屋町のロケ地観光ガイド記事内にて紹介)
その他ロケ地詳細として、女子高生(水田芙美子)に佐々木が追いかけられ先回りされるトンネルはJR北鎌倉駅よりホームを挟んで改札と反対側近辺にある住宅街へと抜けるトンネルが使用されました。また、駅ホームと対面するカフェテラスとして同じく北鎌倉駅前より徒歩すぐの場所にある小瀧美術館(写真とヴェネツィアングラスを展示)併設のカフェテラス(現在当面休館?中)にて撮影が行われています。
鎌倉を舞台とすることから数多く登場する浜辺の場面には由比ケ浜、材木座海岸、遠くに映る江ノ島等が演出されますが、実際には大部分が千葉の九十九里浜での撮影であるそうで、センス良い印象的な映画ポスター(この記事上部のDVDパッケージ)についても九十九里浜の浜辺で撮られています。青い空、海、ヒロイン笈川未知子役原田知世の青いワンピースとブルー基調で統一するために用意された監督こだわりの青い車はフランスの大衆車ルノーキャトル(Renault(ルノー)4(キャトル、またはカトル)。1961年に誕生し1992年に生産終了された歴史ある名車。1997年ドラマ「ビーチボーイズ」で主人公(反町隆史)が乗っていて反響が大きかった車)が用意されました。
極楽寺駅へのアクセス
| 00:00 | JR横浜前 | 横須賀線 逗子方面等 乗車約25分 |
|---|---|---|
| (JR北鎌倉駅) | 鎌倉駅、ひとつ手前駅 | |
| 00:25 〜 00:35 |
鎌倉駅 | 乗換え:江ノ島電鉄線 藤沢行 乗車約7分 鎌倉市観光協会 |
| 00:45 | 極楽寺駅 |
※時間配分は目安です。時間,曜日,交通状況等により所用時間に変更がある場合があります。
本編&関連作品
企画当初のタイトル「ミセス洋燈(ランプ)」から、脚本のイメージにより2001年に永積タカシが作詞作曲、SUPER BUTTER DOGのシングルとして発表された名曲「サヨナラCOLOR」が映画タイトルに。「サヨナラから はじまることが たくさんあるんだよ」という歌詞が印象的。竹中直人5本目の監督作。


コメント
はじめまして~!
とても詳しく記事を書かれてますね~勉強になります。
これからも頑張ってください。
また、遊びにきますね。
投稿者: ホッシー | 2006年05月17日 23:29
ホッシーさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
ホッシーさんの旅行ブログ、こちらこそ勉強になります(投稿者よりリンクされています)
お気に入りにいれさせていただきました!
たっくさん旅行されてますねー。是非、次は実体験のコメントお待ちしてます!
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年05月21日 23:35
江ノ電沿線はよく映画やドラマにCM。。。本当によくでてきますよね。
いつも車で近くを通る時、鎌倉高校前駅近くの日坂から海をみたいと思っていますが、
青空の見える時にと思って、いまだにその夢はかなわず。。。
投稿者: ゆき | 2006年05月26日 23:30
ゆきさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよねー。いつでもいけるところが実は一番行けない!(行かない!)
基本、自分もそうです。しかし今回の映画にて出てくるトンネルは本当に先回り出来るトンネルなのか??という疑問が解決出来ず、日曜日の昼間にDVDを観たのですが、それを探るため夕方4時過ぎに鎌倉へ突然訪れることにしました。結果(少し遠まわりですが)通じているトンネルであることが判明!ひさびさに江の電にも乗ってきました。いつでもいける場所なだけにしばらくぶりだった鎌倉ですが、思い立ったが吉日でとても良かったですよ。
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年05月28日 22:27
管理人さんの言うトンネルって、高校生が現れた朱色?!のトンネルのことでしょうか?
だとしたら、私も気になりました~。どうなっているのだろうって。
次回は、私も車ではなく電車を使って鎌倉あたりに行ってみようと思います
(江ノ電にはまだ乗ったことがなく、とっても気になります)
投稿者: ゆき | 2006年05月31日 23:26
ゆきさん、コメントありがとうございます。
高校生が現れた朱色のトンネルです(笑)!住宅街への近道として存在(?)しているようなかなりローカルなトンネルでした。
江ノ電は機会があれば是非是非乗ってみてください!
(しかし、ゆきさんかなり映画観てますねー)
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年06月01日 00:52