ロボコン-山口県周南市のロケ地観光ガイド

海岸線の工場群と市街地がミックスしたロケーションが印象的な「周南市」、そして本作の物語ベースでありタイトルでもある「ロボコン」とは。。。
NHKと高等専門学校連合会が主催する「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」、通称「高専ロボコン」は全国62の高等専門学校が参加する全国規模のイベントです。
競技内容はその年ごとで大きく異なり、1988年の第1回大会では「乾電池2個で体重60kg以上の人を乗せ、35mのコースタイムを競う」といった内容だったものが、遠隔操縦型のロボットを使用し、「規定数個のボールをゴールにどれだけ多くシュート出来るか」、「箱を指定の場所にどれだけ高く積み上げられるか」等を競いあうものへと進化し続け、より高性能なロボットの製作、操縦が求められるものへと変化してきました。昨年(2005年)の第16回大会よりは遠隔操縦ロボットにプラスして自動ロボットの使用が競技内容に盛り込まれ、いっそうのアイデア、チームの作戦が勝敗へと繋がる大会となっています。
映画「ロボコン」では、その高専ロボコンに出場する徳山高専、第2ロボット部の映画予告でいうところの「理数系の青春」が描かれたものです。競技内容は2002年の第15回大会のものをベースとし、主人公葉沢里美 (長澤まさみ)が通い、映画の舞台でもある山口県周南市にある国立徳山工業高等専門学校が実名、実撮影地として登場するのを始め、参加する他の高等専門学校もすべて実名のもと演出されています(使用されるロボットには実際の高校とリンクしているもの、していないものがあります)。
本作はどちらかといえば物語のテンポがゆるやかな時間で流れており、展開に過剰なアップダウンのある映画ではありません。しかしそれ故、主人公のロボット操作のつまずき等が妙にリアルに見え、ロボコンの競技自体が実際のものを撮影しているのかと錯覚させられます。同じく大会風景も映画的なライトアップ等はなく、実際のイベント風景を押さえたような演出が成されています。
舞台となる山口県周南市は2003年に2市2町が合併したばかりの市で、中国山地を北に、瀬戸内海を南に望み、温暖な気候、山海の幸に恵まれた県内一の面積を持つ都市です。映画の中で描かれる里美が自転車で颯爽と走り抜ける登下校の場面は、見晴らしのよい高台から望む市街地と工場群の煙突が印象的なロケーションとして登場しますが、里美が走り抜ける道路は国道2号線(周南バイパス)、周南市浦山の高台にあたる場所で、徳山高専よりは5kmほどの場所です。海岸線に沿って立つ石油化学コンビナートを中心とした工場群を背景とする徳山市街地を望む好ロケーションになっています。
また、海沿い(ロケ地:光市、室積海岸(むろづみかいがん))の合宿所として登場する旅館紫水園(山口県周南市湯野4341)は実際には周南市の奥座敷、山里の温泉郷である湯野温泉郷の一宿です。湯野温泉は夏目漱石の小説「坊っちゃん」の主人公のモデルとなった漱石の同級生弘中又一の生誕地であり、また世界でも稀な良質のラジウム温泉(放射能泉のことで、温泉中に含まれる適度なラジウムは新陳代謝を促し、身体を活性化させる働きがあります)を誇ります。
その他全国大会会場としての周南市総合スポーツセンターや晴海親水公園等、周南市にてオールロケが行われました。


コメント
トラックバックありがとうございます。
実はわたしは、この「ロボコン」で舞台となった高専の卒業生です。
冬から春にかけて撮影が行われ、教室から映画を撮影している風景を見させてもらっていました。主演の長澤まさみさんも少しばかりですが拝見することができました。いま思えばエキストラとして参加しておけばなと後悔しています。
投稿者: syunin | 2006年07月08日 12:24
syuninさん、コメントありがとうございます。
実際のロケ地関係者からのコメント大変感激です。
最近は学校がバラエティや映画等に出る機会も多いですが、それでも自分の学校が映像化されること、やはりスゴイことですよね!?撮影風景をみたという事は当時現役だったということなのでしょうか?エキストラ参加してればホント良かったですねー。
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年07月10日 00:20
お返事ありがとうございます。
>撮影風景をみたという事は当時現役だったということなのでしょうか?
はい、そうです。卒業研究を指導してもらった先生など、お世話になった方々が沢山出演しています。よくわかるところでは、地区大会で優勝校や全国大会推薦校を発表しているのが、現在の校長先生です。
映画「ロボコン」についてこういった形でまとめていただけるのは地元/卒業生の者としてはうれしい限りです。私も日本映画は好きですので、これからの記事にも期待しています!!
投稿者: syunin | 2006年07月10日 00:53
ロボコンは、父がよく見ていたので、そのよこで一緒に楽しんでいたのを思い出します。
徳山市から光市までの海岸線を高台からみると、結構素敵なんですよね。
山口県の道路はとてもきれいに舗装されていて(田舎でも)、車でとても走りやすくて
個人的に好きですね〜。
湯野温泉いいですよー(^0^) いつも管理人さんの紹介する場所に行きたくなってしまいます(笑)
投稿者: ゆき | 2006年07月10日 16:55
syuninさん>おー、そうですか!。知っている場所だけでなく、身近な知った人が大勢出ている映画なんて、まずそうつくられないでしょうから、貴重な映画になりましたね。自己紹介とかにも使えますね。
ゆきさん>ゆきさんはかなり全国を旅されていますか?しかもよく覚えてますねー(記憶力の乏しい私はうらやましいです。スゴイ)
「行きたくなる」と言っていただけるととても嬉しい限りです。
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年07月11日 12:33
もともと中国地方の出身なので、四国/九州/関西にはよく行くのですが、
東北や北陸には行ったことないのです。時間とお金に余裕があれば、まずは東北に
行きたい〜!と思っているところです。まだまだ知らない日本をさがしに(笑)
投稿者: ゆき | 2006年07月11日 23:33
ゆきさん>私は仙台生まれ、仙台育ちです。いわゆる灯台下暗しってやつで住んでいたときにはなかなかその良さがわからなかったのですが、東北は温泉、祭り、雪景色と観光としての楽しみが一堂に会する場所だって今は思えます。東北が一番賑わうのはこれから8月のお祭りシーズン。特に「青森ねぶた」は必見です!中国地方からだとなかなか気軽にとは言えませんが、お金と時間に余裕があるときは是非お越し下さい!
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年07月16日 21:58
こんにちは♪
“ロボコン”観ました~。
>大会風景も映画的なライトアップ等はなく、実際のイベント風景を押さえたような演出が成されています
そうですよね!
本当の試合を見ているようで、とてもドキドキしました。
撮影場所はホンモノの徳山工業高等専門学校だったんですね。
部品を削る機械なんかもあってさすが“高専”!!
投稿者: tomekiti | 2006年07月19日 18:01
tomekitiさん、トラックバックとコメントありがとうございます。
映画なので演出されているのだろうけれど、登場人物のロボットを操縦するぎごちなさが非常にリアリティを感じましたよね。あれが演技ならば逆にすごい?!
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年07月22日 19:18