カーテンコール-城下町長府のロケ地観光ガイド
マップポイントno.050:壇具川

清流には錦鯉が泳ぎ、初夏には蛍が乱れ舞う「ほたるの里」となり、春はサクラ、秋はもみじと四季を感じる川。。。
物語の主人公であり、みなと劇場にいた幕間芸人(まくあいげいにん)の姿を追う出版編集者・橋本香織(伊藤歩)のふるさととして描かれるのは本州西端、山口県下関市にある小さな町長府です。歴史は古く、大化の改新(645年)以降に外交、防衛の要所とされた長門の国に国府が置かれたことから、長門国府の略として長府と呼ばれるようになり、江戸時代には中国地方8ヶ国を支配していた毛利氏が創設した長府毛利藩の城下町として栄えました。また、高杉晋作によって近代国家への歩みである明治維新への口火を切った舞台として、歴史にその名を残す地となっています。
現在の長府は1615年に出された一国一城令により城は取り壊され、城の痕跡としては石垣のみが姿を残すかたちとなっていますが、町に残る土塀、細道、武家屋敷等が当時の城下町としての風情を現代にも伝えています。
映画カーテンコールでは、香織が思い出の町を歩くシーンに、その城下町長府をもっとも感じる事の出来る壇具川(だんぐがわ)に沿った散策道が登場しますが、初夏には蛍が乱舞し、四季折々の花々が川沿いに咲き誇る美しい場所となっています。また実名で登場する長府中学校は城下町の雰囲気を壊さないよう正門に使われた土塀が美しく印象的です。
本作は下関駅西口に実在した映画館「みなと劇場」が物語の舞台であり、長府以外にも下関市内各所にて撮影が行われています。
2006年1月に放火により焼失してしまった青色三角屋根がシンボルの下関駅(香織が携帯電話で編集長と話をし取材期間があと1日と伝えられる場面)が当時の姿で登場する他、かつては明治政府の沿岸防備のための要塞の地で今はお花見スポットとして親しまれ関門海峡から響灘(ひびきなだ)までを一望することができる老の山公園(夕暮れに香織が佇み「済州島」とつぶやく場面)、懐かしい昭和の風情が残り戦後朝鮮系市民によって起こされた長門市場(竹崎町:香織が何度も通う事になる修平(ふじいたかし)の娘(鶴田真由)の店までの途中)、瓦屋根の民家が密集する趣きある笹山町の石段(幼馴染みの金田(橋龍吾)から香織の携帯に突然電話がかかってくる場面)等、どこか懐かしく感じられる風景が数多く切り取られました。
現在は存在しない下関みどり劇場は北九州市八幡東区にある有楽劇場を利用し再現されています。


コメント
TBありがとうございます。
以前「ロード88」の時にもTBさせていただきました。とても面白いサイトですね。
それにしてもこれだけ全国各地の紹介ができるのはすごい。地元の方でないと分からないような細かなことまで書かれていて感心します。とても参考になりました。
僕が取り上げている作品と重なるのがたくさんあるので、比較的最近のものをまとめてTBさせてください。
投稿者: ゴブリン | 2006年07月22日 21:08
TBありがとう。
映画というのは、やはり、それぞれの「空気」のなかで、撮影していきますから、とっても、ロケ地というのは、関心があります。
ユニークなサイトだと思います。頑張ってくださいね。
投稿者: kimion20002000 | 2006年07月22日 21:43
お久しぶりに参上であります。
下関ですな。結構詳しいですぞ。月に一度は通ってますからw
駅舎焼失は本当に残念でした。報道されたときには信じられなかったです。お気に入りだっただけに悔やまれます。
ネット環境も復帰したので、今後ともよろしくですw
投稿者: 渡世人いわ | 2006年07月24日 05:00
みなさんコメントありがとうございます。
ゴブリンさん>こちらこそトラックバックありがとうございました!最近気がついたら結構な数の記事を書いていた事に自分ながらびっくりしました(笑)持続力はないほうなのですが、意外に貢献しているのが記事と連動するグーグルマップで、少しずつ地域が埋まっていくのが楽しみでやってます。
kimion20002000さん>ありがとうございます。情報量ではkimion20002000さんのブログにはとてもとてもかないません!褒めていただけて大変嬉しいです。(勝手ながら)映画を観る参考にもさせていただいてます。
いわさん>お待ちしておりました(笑)お仕事も忙しかったみたいですねー。この近辺はいわさんの主戦場ですよね。是非、生の声を聞かせてください。こちらこそよろしくお願いします!
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2006年07月27日 01:26