武士の一分-海坂藩のロケ地観光ガイド
マップポイントno.067:彦根城 埋木舍

山田洋次監督が描く時代劇三部作の舞台となる海坂藩(うなさかはん)は。。。
2002年の「たそがれ清兵衛」、2004年の「隠し剣鬼の爪」に続く山田洋次監督×藤沢周平時代劇三部作のラストを飾る本作「武士の一分」は、前2作に続き、藤沢作品の舞台として広く知られる海坂藩が登場します。
海坂藩は山形県鶴岡市を中心とする庄内藩をモデルとした架空の藩ではありますが、原作者藤沢周平の出身地でもあることから、庄内地方の情景や生活といったものが情緒豊かに描かれ、庄内を旅する理由のひとつとして藤沢文学をあげる人も少なくありません。小説家、劇作家である井上ひさしがその舞台に惚れこむあまり手づくりで「海坂藩城下図」を作成したことは有名であり、本作公開前にはゆかりの地でのサプライズキャンペーンとして山田洋次と主演の木村拓哉が貸し切り特別列車「武士の一分号」で鶴岡を訪れたことなど、庄内の地は藤沢文学を慕うものにとって敬愛に値する場所であることがわかります。
武士の一分、海坂藩は、前2作が前述の通りモデルとなった庄内地方(鶴岡近辺)を中心にロケが行われたのに対し、本作では春先から晩秋の季節設定と冬季の撮影時期という不都合などにより、風土を忠実に再現したセットを中心として、その情景は全国各所から構成されました。
新之丞(木村拓哉)が徳平(笹野高史)を従え家路につく場面と、新之丞の妻加世(檀れい)と島田(坂東三津五郎)が出会う場面に、白壁とお堀が印象的な閑静な佇まいの舎、滋賀県「彦根城」の埋木舍(うもれぎのや)前のお堀前の道が登場します。幕末の大老井伊直弼が青年期を過ごした住まいであり、2007年に築城400年を迎える彦根城では様々な記念祭が企画され盛り上がりをみせる地でもあります(城内にて2007年5月31日から6月24日まで武士の一分スチールパネル、小道具などを展示する特別展が開催される予定)。
本作にはその他、時代劇を彩るシーンとして、加世が一心不乱にお百度参りする場として登場する「八目神社」(茨城県中部、笠間にある、かつて関東では稀な石垣のある堅固な山城が築かれた標高180mほどの佐白山(さしろやま)山頂にある佐志能(さしの)神社がロケ地)や、決闘の場となる川原(静岡県、大井川河川敷、大井川鉄道のSLが見えるくわのき親水公園キャンプ場近くでロケ※小屋はセット)、加世が話好きのお坊さんにつかまる寺(神奈川県鎌倉市山ノ内(北鎌倉)、サザンカの名所である淨智寺)など、情緒豊かなロケーションにて構成されている他、NHK大河ドラマや映画(「座頭市」や「どろろ」他)など多数のロケ地実績がある時代劇オープンセット歴史公園ワープステーション江戸(茨城県つくばみらい市)にても撮影が行われています。
ところで時代劇によく登場する「石(こく)」という単位(武士の一分、主人公新之丞は30石の下級武士という設定)ですが、1石は人が1年間で消費する大雑把な米の量(約150kg)であり、仮に現代のお米の値段を10kg4,000円とすると1石の値段は4,000円×15=60,000円ということになり、30石の新之丞は年収180万円の武士ということになります(時代、地域、物価により価値は変動します)
「武士の一分」オフィシャルホームページ
社団法人彦根観光協会(彦根城)
茨城県笠間市公式ホームページ
北鎌倉なま情報局
大井川鉄道公式ホームページ(武士の一分「決闘」の地ロケ地紹介)
歴史公園ワープステーション江戸


コメント
とっても楽しいHPですね・・。
それに勉強になります!!
「武士の一分」を又違った視点で見ることが出来て
嬉しく思っています。ありがとうございました~☆
投稿者: mayumayu | 2007年01月12日 13:07
mayumayuさん、コメントありがとうございます。
そう言っていただけると、つくったかいがあります。こちらこそありがとうございます。
今回のキムタクはオーラが出てましたねー。
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2007年01月14日 00:06
自分が観た映画がこんなところで撮られているんだな~と、読んでいて楽しかったです。自分もいつかロケ地に足を運んでみたいと思います。それにしても、ロケ地ドットコムは、映画を観て、さらにロケ地を案内して・・・ご尽力の賜物ですね。これからもまた見に来ますので、どうかよろしくお願いします。みんなにもこのブログを紹介したいので、ブログにリンクさせていただきます。
投稿者: 堂主 | 2007年01月24日 14:20
たびたびすみません・・・。
トラックバックもお願いいたしますm(__)m
投稿者: 堂主 | 2007年01月24日 14:22
堂主さん、コメント&リンクありがとうございます(返信遅くなりました)
「読んでいて楽しい」という人がいる限り続けようと思っています!
しばらく休んでしまいましたが来週より再開します。是非またお越し下さい!
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2007年02月01日 23:21
武士の一分-海坂藩のロケ地観光ガイドの解説で大井川鉄道のSLが見えるくわのき親水公園キャンプ場と書かれていますがくのわきでないでしょうか?
投稿者: おさむ | 2007年09月14日 13:31