愛の流刑地-紅葉とスダジイのロケ地観光ガイド
マップポイントno.071:上賀茂神社・スタジイ

菊治(豊川悦司)と冬香(寺島しのぶ)が出会うシーンはどれもが美しい景観と一対になって表現され、菊治の心の中だけでなく、ひとつひとつが観るものの心に刻まれます。。。。
紅葉の美しい京都でも「絶景」と呼ぶにふさわしい約2000本もの木々が秋に色づく渓谷、洗玉潤(せんぎょくかん)にかかる通天橋は京都市東山区にある東福寺の本殿より架けられた橋です。菊治、冬香の主人公同士がはじめて出会うシーンとして演出されるこの橋は、橋の両サイドを真っ赤なモミジが覆い尽くす美しい非常に心に残るシーンとして登場しました。少ない登場人物で描かれるこの場所は本来シーズンともなればモミジの数に負けないくらいの人で賑わう場所です。
また、2度目に2人が出会う場所は京都市北区にある上賀茂神社(正式名、賀茂別雷(かものわけいかずち)神社)の庭園、渉渓園(しょうけいえん)であり、巨樹スダジイ(ブナ科)の隆起する絡み合う根が目を惹きます。平安京が定められる以前の創建であり由緒正しきこの神社は祇園祭り、時代祭りと並ぶ京都三大祭りのひとつ葵祭り(あおいまつり)が行われる地であり、また夏の情景として百人一首で詠われる「ならの小川」が流れる場所でもあります。映画のイメージカットとしても切りとられる光降り注ぐ雨のシーンは幻想的な雰囲気で物語を包みます。
※現在、JR東海「そうだ、京都、行こう」のCMとしてこの「上賀茂神社」の春の景色がOA中です。
作中、越中八尾の「おわら」がヒロイン冬香をより艶めかせる存在として描かれますが、「おわら」とは富山県の南部に位置する八尾の「おわら風の盆」のことで、春夏秋冬それぞれに異なった表現のある優雅な女踊りと、粋なハッピ姿の勇壮な男踊り、町流しや輪踊りを中心に踊られる豊年踊りで構成される民謡行事です。女性は編笠を目深くかぶりますが、もともと照れや恥ずかしさから人目を忍ぶために深々とかぶったことからのスタイルであり、冬香を表現するキーワードとして「おわら」が充分な役目を果たしています。本作で登場する場所は日本の道100選にも選ばれた石畳の美しい諏訪町通りの古い街並みです。
おわら風の盆は毎年9月1日から3日間をかけておこなわれます。近年、全国的にも知られ毎年30万もの人々が小さな八尾町に訪れますが、本作と今春に企画されているスペシャルドラマ版によりさらに多くの人々の関心を生みそうです。
ロケ地としては他に、箱根への1泊旅行で使われた豊かな緑に包まれ、芦ノ湖、富士を望む高台にある蛸川温泉(たこがわおんせん)龍宮殿
(撮影/本館客室)や、京都駅に直結し近代的な駅ビルを間近に望むロビーラウンジ(東福寺で出会ったあと2人がはいった喫茶店)のあるホテルグランヴィア京都
などがあります。
※グランヴィア京都では2007年2月28日までの期間、映画「愛の流刑地」に登場する湯葉(ゆば)や麩(ふ)を使った特製デザート「冬香〜京生麩と京ゆばのミルフィーユ仕立て」を1日30食限定で販売しています。
「愛の流刑地」オフィシャルホームページ
東福寺Webページ
上賀茂神社公式Webサイト
おわら風の盆


コメント
ぜひ見たい映画の一つです。
通天橋・・・見たくて京都旅行の際行きました。
↑上記の内容も含めて映画鑑賞できたらなとおもいます。
投稿者: ちゃい | 2007年02月18日 12:23
ちゃいさん、コメントありがとうございます。
映画で描かれる通点橋はかなりの絶景でしたよ(何よりも登場人物意外人が居なかったのが(笑))
投稿者: 管理人レッサーパンダ? | 2007年03月05日 01:26