東京タワーオカンとボクと、時々、オトン-細倉地区、ロケ地観光ガイド
マップポイントno.076:細倉地区・佐野社宅跡

主人公のボクが過ごした九州、炭坑の町を再現した細倉地区は東北、宮城県にある鉱山の町。。。
「毎年廃線ってことにできたらな」産經新聞のニュースサイト3月30日の記事より、くりはら田園鉄道廃線を前にした地元住民の言葉です。くりはら田園鉄道、通称「くりでん」は宮城県の北部、登米(とめ)市の石越駅から栗原市の細倉マインパーク駅までを岩手県の県境に沿って結ぶ25.7kmの鉄道路線でしたが、つい先日である2007年の3月31日に廃線となりました。原風景を走るこのローカルなディーゼル列車を惜しみ、廃線を前に連日超満員という状況が続くなかで、廃線理由が利用乗客の減少であることから先の地元住民の言葉に繋がります。
この地元で現在、同種の複雑な嬉しい悲鳴があがっています。それは「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の映画版に、細倉マインパーク駅より徒歩5分の場所にある栗原市鴬沢(うぐいすざわ)の細倉金属鉱業の佐野社宅跡がロケ地として登場し、その舞台へと人が大挙して押し寄せているためです。主人公であるボクが子供時代を過ごした筑豊(ちくほう・福岡県)の炭坑町を東北の鉱山町で再現したカタチとなりましたが、築70年ほどにもなる木造家屋が17軒も立ち並ぶこのレトロな町並みは、昭和30〜40年代である時代設定を十二分に表現したといえます(小倉のオトンの家も同地区内にあります)。
「複雑な嬉しい悲鳴」とは、17棟もの家々が映画の話がなければ老朽化を理由に取り壊される予定であったこと。かつて日本指折りの鉱山であった同地区は、1988年の閉山、貨物輸送を担い車にとって代わられた「くりでん」の廃線を経て、町の活力が下降気味であったことが否めない場所でした。本作をきっかけにこの昭和の町並みが新たな街の活力源となることが期待されます。(細倉金属鉱業によりロケ地として保存、公開中)
その他、印象的なロケーションは次の通り。
中学生のボクとオカンが移り住んだ病院と住居が合体したような建物:埼玉県にある昭和6年に建てられた産科医院、坂田医院旧診療所(熊谷市妻沼1420-1)。国登録有形文化財に指定されている、モダンな洋風の病院建築で、玄関ポーチ(庇(ひさし)のある入口空間)、正面と側面のスクラッチタイル(上下にひっかき傷のような細い溝があるタイル)等が特徴。
高校に進学するためボクがオカンに見送られた宮川駅:小湊(こみなと)鉄道の木造平屋の駅舎が懐かしい里見駅(千葉県市原市平野176番地)。千葉県、内房線の五井駅から上総中野までの39.1キロを結ぶこの鉄道線各駅はCMやドラマ等で度々登場しています(→ 小湊鉄道応援ページにてCM、ドラマ等のロケ地紹介)。
ボクがオカンの手をひいて歩く交差点:笹塚大通り商店街、甲州街道を横切る横断歩道。バックに映る御菓子司「皐月」(渋谷区笹塚1-59-5)、履物店「いわたや」が目印。原作者であり主人公のボクであるリリーフランキーが京王線笹塚駅前のボウリング場 笹塚ボウルに暮らしていたことよりの演出。
「東京タワーオカンとボクと、時々、オトン」公式サイト
くりはら田園鉄道応援サイト
「鉄道員(ぽっぽや)-幌舞駅と廃止予定路線のロケ地観光ガイド」
栗原市公式ウェブサイト


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