罪を犯した人間の内側で、何が揺れているのか——。日本映画界が挑んだ『罪と罰』は、ドストエフスキーの原作を現代日本に置き換えながら、人間の良心と業の深さを問い続ける問題作です。その舞台に選ばれたのが、福井県の静謐な風景でした。
福井の古い街並み、海沿いの景色、物語の核心となるあの場所——文学的な重厚感に、ロケ地の空気が新たな意味を加えています。
本記事では、福井県を中心としたロケ地を完全ガイドとしてご紹介。映画の余韻を携えながら、ドストエフスキーと現代日本が交差した場所を巡る旅に出かけましょう。
映画『罪と罰』とは?ロケ地が注目される理由

映画『罪と罰』は、22年前、ある田舎町で一人の少年が殺害されました。事件の容疑者とされた男は、幼馴染の3人組(春、晃、朔)に追い詰められ、崖から転落ししてしまいます。
時が経ち、22年後。かつての事件を彷彿させる「少年の遺体」が発見されます。再開した3人は、過去に蓋をしたはずの「罪」と今目の前にある「悪」に向き合うことになり、重なり合う二つの事件が、彼らの人生を再び狂わせていきますー。
この物語の確信は22年前の事件に縛り付けられた3人の男たちです。ロケ地となった福井県高浜町の風景は、美しい一方で、やまと海に囲まれた「逃げ場のない閉塞感」を完璧に体現しています。
具体的には、福井の内浦橋や若宮海水浴場、高浜市内の路地などが挙げられます。
スクリーンいっぱいに広がる景色は、ファンが聖地として訪れたくなる魅力を放ちます。
映画『罪と罰』のロケ地まとめ
さて、ここからは実際に映画『罪と罰』の撮影が行われたロケ地を具体的にご紹介していきますね。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・国名 |
|---|---|---|
| 再開シーン | 内浦橋 | 福井 |
| 冒頭、回想シーン | 若宮海水浴場 | 福井 |
| ヤクザ事務所周辺 | 高浜町内の路地 | 福井 |
映画『罪と罰』の世界観が、実在するこれらの場所でどう表現されたのかすごく気になりますよね。
ここからは、現地の実際の写真や詳しいアクセス方法、撮影時のエピソードなどを深掘りして解説していきます!
コロちゃん福井がメインロケ地になっているんだね!



橋や海岸、街中もロケ地として使われてるんだね!
映画『罪と罰』のロケ地
主に、福井がメインです。
日常・事件・仕事などさまざまなシーンが場面ごとに撮影場所が分かれています。
①:福井のロケ施設|内浦橋


内浦橋は、若狭湾の入江に位置する、静かな漁村「日引(ひびき)」にある小さな橋です。周囲には古い民家や漁船が並び、夜になると街灯の光が水面に揺れる、非常に情緒的で少し寂寥感のある場所です。
ここは、大人になった春(ヤクザの若頭)と晃(警察官)が、夜の静寂の中で対峙する最重要シーンで使用されました。22年前の事件現場のすぐ近くであり、お互いに「あちら側」と「こちら側」の住人になったことを突きつけ合う場所です。言葉数は少ないものの、火花を散らすような緊張感と、断ち切れない幼馴染としての情愛が混ざり合う、本作のハイライトといえる場面です
この場所に行くには、JR小浜線「若狭高浜駅」から京都交通バス(内浦線)に乗車し30分ほど、「日引」下車すぐです。※バスの本数が限られているため、事前に時刻表を確認するか、駅からのタクシー利用(20分ほど)も検討してください。
車では、舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から国道27号線から圏道149号線(内浦半島方面)を使い30分ほどです。



このシーンでの緊張感はみてるこっちもハラハラしちゃうくらいだったよね



緊張しすぎてみてるこっちが心臓痛くなっちゃいそうだったよ
| 名称 | 内浦橋 |
| 所在地 | 福井県大飯郡高浜町日引(日引漁港付近) |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 24h |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 開けたスペース使用 (漁港関係者の邪魔にならないよう注意が必要) JR小浜線「若狭高浜駅」よりバス約30分「日引」下車 舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から約30分 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | なし |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/cG3Z7xVtvibLTcPj9 |
②:福井のロケ施設|若宮海水浴場


若宮海水浴場は、「日本の夕陽百選」にも選ばれるほど美しい海岸ですが、冬場は一転して日本海特有の荒々しい波が打ち寄せる、厳格な表情を見せる場所です。広大な砂浜と、どこまでも続く水平線が特徴です。
ここは、物語の起点となる「少年の遺体」が発見されるシーン、そして幼少期の3人が無邪気に、しかし残酷な運命へと足を踏み入れていく回想シーンで登場します。美しい景色のはずなのに、この映画の中では「何かが起きてしまう不穏な場所」として書かれており、寄せては返す波の音が、消し去ることのできない過去の罪の象徴のように響きます。
この場所に行くには、JR小浜線「若狭高浜駅」から徒歩で20分ほどです。
車では、舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から15分ほどで着きます。



普段はこんなに綺麗な場所なのに撮り方が違うだけで全く別の場所のように感じられるね。



今の映像技術ってこんなに進んでるなんてびっくりだね
| 名称 | 若宮海水浴場 |
| 所在地 | 福井県大飯郡高浜町若宮 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 24h |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 駐車場あり 約300台 JR小浜線「若狭高浜駅」より徒歩約20分 舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」より約15分 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | なし |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/bdnfwryttNgk6qMU8 |
③:福井のロケ施設|高浜市内の路地


高浜市内の路地は、観光地かされすぎていない、生活感の漂うリアルな田舎町の風景です。入り組んだ細い路地や、潮風を浴びて年季の入った建物が並び、どこか閉塞感を感じさせる独特の空気感を持っています。
ここは、春がヤクザとして街を闊歩するシーンや、朔(農家)が日常を守ろうともがくシーンなど、彼らの「現在の生活」を描く場面で多用されています。「誰がどこでみているかわからない」という田舎独特の視線や、逃げ場のない空気感。そんな作品のテーマである「閉塞感」を視覚的に表現しており、彼らが22年間、この狭い町でいかに過去を背負い続けてきたかを物語っています。
この場所に行くには、JR小浜線「若狭高浜駅」下車すぐです。
車では、舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」から10分ほどです。



日常を守ろうとする人と日常を脅かす人両方が映されるのがいいよね



自分たちの身近でも気づいてないだけでそういうことが起きてるかもしれないもんね
| 名称 | 高浜市内の路地 |
| 所在地 | 福井県大飯郡高浜町宮崎77−1−8 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 24h |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 無料 |
| 予約の要否 | 不要 |
| アクセス・駐車場 | 駐車場有 58台 JR小浜線「若狭高浜駅」下車すぐ 舞鶴若狭自動車道「大飯高浜IC」より約10分 |
| 作品ゆかりの展示 | なし |
| 公式サイト | なし |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/agHZn5kpvqVEu4wf8 |
実際に行ける?映画『罪と罰』のロケ地は見学可能?
結論は、見学できる場所とできない場所が混在します。
事前に公式情報と現地表示を確認ください。
・一般公開されているロケ地
・立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
順番に解説します!
一般公開されているロケ地
一般公開の代表例は、観光施設として運営されている場所です。
例えば「若宮海水浴場」は入場料と営業時間が明記され、予約不要の案内もあります。
- 「内浦橋」は営業時間が明記されています。漁港近くになるため、漁港関係者の迷惑にならないようにマナーを守りましょう。
- 「高浜市内の路地」も営業時間が明記されています。
訪問前に最新情報の確認が必要です。
立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
ロケ地でも、通常は立入できない場所があります。
「高浜市内の路地」は普段は一般の方が生活されてる場所になります。マナーを守って観光しましょう。
「内浦橋」は漁港に近いため、関係者の迷惑にならないよう駐車する際は短時間に留めましょう。
また、映画『罪と罰」は撮影用オープンセットが解体されている可能性もあり、現地で同じ景観を見られない場合があります。
映画『罪と罰』のロケ地巡り(聖地巡礼)の楽しみ方
結論は、移動負担を減らすことで満足度が上がります。
おすすめの巡礼ルート例
福井で半日〜1日の組み立てが現実的です。
「若宮海水浴場」は、公開情報が揃い、観光しやすい構成です。
- 最重要シーン制覇コース:JR若狭高浜駅・周辺路地・若宮海水浴場・内浦橋
- 徒歩でじっくりコース:JR若狭高浜駅・周辺路地・若宮海水浴場・商店街
- エモコース:佐伎治神社・若宮海水浴場・内浦橋
「内浦橋」は近くに漁港があるため、関係者の迷惑にならないよう気をつけましょう。
写真撮影に適した時間帯
撮影の基本は、人が少ない時間帯と光が柔らかい時間帯です。
屋外は午前の早めが歩きやすく、逆光も避けやすいです。
よくある質問(FAQ)|映画『罪と罰』のロケ地について
主な舞台は福井県の最西端に位置する「高浜町」です。厳密には別ですが、歩いてすぐの同じエリアにあります。
- 質問①ロケ地は福井県のどこに集中していますか?
- 質問②劇中の「内浦橋」と「日引漁港」は同じ場所ですか?
- 質問③聖地巡礼は車がないと厳しいでしょうか?
- 質問④映画のような「どんよりとした暗い雰囲気」を味わうにはいつ行くべき?
- 質問⑤撮影場所で注意すべきマナーはありますか?
①ロケ地は福井県のどこに集中していますか?
主な舞台は福井県の最西端に位置する「高浜町」です。映画の重厚な空気感を作る「海・山・古い街並み」がコンパクトにまとまっており、主要なスポット(内浦橋、若宮海水浴場、若狭高浜駅周辺)は全てこの町内にあります。
②劇中の「内浦橋」と「日引漁港」は同じ場所ですか?
厳密には別ですが、歩いてすぐの同じエリアにあります。「内浦橋」は春(高良健吾さん)と晃(大東俊介さん)が対峙した象徴的な橋で、そのすぐ奥に「日引漁港」の桟橋や集落が広がっています。どちらも「日引(ひびき)地区」を目指せばセットで巡ることが可能です。
③聖地巡礼は車がないと厳しいでしょうか?
駅周辺や海水浴場は徒歩圏内ですが、最重要スポットである「内浦橋」は町中心部から離れた半島の先にあり、バスの本数も非常に限られています。大飯高浜ICからのアクセスがいいので、ドライブを兼ねた巡礼がスムーズです。
④映画のような「どんよりとした暗い雰囲気」を味わうにはいつ行くべき?
作品の世界観に浸るなら、冬の曇天の日や夕暮れ時がベストです。撮影自体も冬の福井で行われており、日本海特有の低い雲と荒れた波が『罪と罰』とトーンを完璧に再現してくれます。快晴の日も美しいですが、あえて天気の悪い日に行くことで、より深く作品の閉塞感を体感できます。
⑤撮影場所で注意すべきマナーはありますか?
ロケ地の多くは現役の漁村や静かな住宅街です。特に「内浦橋」のある日引地区は非常に静かな集落です。夜間の大声での会話や、漁業関係者の作業の邪魔になるような場所への駐車、私有地への立ち入りは厳禁です。地元の方々への敬意を忘れず、に、静かに作品の余韻を楽しみましょう。
映画『罪と罰』のロケ地に対するSNSの声
映画『罪と罰』のロケ地に対するSNSの声をご紹介します。


映画『罪と罰』のロケ地について調査しましたが、多くの方が聖地巡礼に行っていることがわかりました。



作品の中とはまた違った景色を楽しむことができたね



現地に行ってあの雰囲気を味わい尽くさなくっちゃ!
映画『罪と罰』の雰囲気を楽しめるスポットばかりでしたね。
ぜひ次の休日は、動きやすい服装で聖地巡礼に出掛けてみたはいかがでしょうか。







