
「男はつらいよ」は、渥美清主演、山田洋次原作・監督(一部作品除く)のテレビドラマおよび映画シリーズで、主人公の愛称から「寅さん」(とらさん)シリーズとも称されます。
「フーテンの寅」こと車寅次郎(演:渥美清)が、故郷の葛飾柴又に約20年ぶりに戻ってきたところから物語は始まります。寅次郎が旅先で出会った「マドンナ」と恋愛模様を繰り広げながら、なにかと大騒動を起こす人情喜劇です。
日本人なら誰もが知る「寅さん」のロケ地はどこなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
『男はつらいよ』|ロケ地まとめ
さて、ここからは実際に『男はつらいよ』の撮影が行われたロケ地を具体的にご紹介していきますね。
| 登場したシーン | ロケ地・施設名 | 都道府県・国名 |
|---|---|---|
| 博の実家 | 岡村邸の門 | 岡山県高梁市 |
| 博の母の葬儀のために降り立った場所 | 備中高梁駅 | 岡山県高梁市 |
| 寅さんが水中花を啖呵売するシーン | 石切劔箭神社 | 大阪府東大阪市 |
| 寅さんがマドンナとデートした場所 | 楽食*宝山 | 奈良県生駒市 |
『男はつらいよ』の世界観が、実在するこれらの場所でどう表現されたのかすごく気になりますよね。
ここからは、現地の実際の写真や詳しいアクセス方法、撮影時のエピソードなどを深掘りして解説していきます!
コロちゃん最初はテレビドラマで、最終話で寅さんは沖縄でハブに噛まれて死んでしまうんだ。だけどその結末に抗議が殺到して、映画で寅さんを復活させることにしたんだって!



え!そうだったの!?
ドラマに抗議って変な感じだけど、結果よかったね〜
『男はつらいよ』|ロケ地
「男はつらいよ」の撮影は全国各地で行われています。日本各地の美しい風景もみどころのひとつです。
①岡村邸の門:博の実家
岡村秀治郎が、高梁市本町に設置されていた役所の門を買い取り自宅の門として使用したのが、「岡村邸の門」です。
ここは、第8作「男はつらいよ 寅次郎恋歌」で、寅さんの妹・さくら(倍賞千恵子)の夫である諏訪博(前田吟)の実家として使用されました。この場所は、第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」でも登場します。
アクセスは車が便利で、岡山自動車道「賀陽IC」から約20分です。公共交通機関を利用する場合は、JR伯備線「備中高梁駅」から徒歩約20分です。



市と町が景観保全に取り組んでいることもあって、付近には映画製作当時の面影がまだ残っているんだよ〜



映画の公開から50年以上経っているのに、すごいね!
| 名称 | 岡村邸の門 |
| 所在地 | 岡山県高梁市石火矢町5-2 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 予約の要否 | ー |
| アクセス・駐車場 | 備中高梁駅から徒歩約20分/賀陽ICから車で約20分・近隣の公共駐車場等を確認 |
| 作品ゆかりの展示 | 門前にロケ地であったことを伝える看板がある |
| 公式サイト | https://www.takahashi-cci.or.jp/sightseeing/%E5%B2%A1%E6%9D%91%E9%82%B8%E3%81%AE%E9%96%80/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/YuG9uJ8KT5b7SY1d9 |
②備中高梁駅:博の母の葬儀のために降り立った場所
備中高梁(びっちゅうたかはし)駅は、岡山県高梁市にある、JR伯備線の駅です。
ここは、第8作「男はつらいよ 寅次郎恋歌」で博の母の葬儀のために、さくらと博が降り立った場所で、旧駅舎は趣のある木造駅舎でした。葬儀には寅さんも参列しています。なお、平成27年に新駅舎に建替えられています。
また、第32作「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」でも備中高梁の風景が映画に登場します。
備中高梁駅は、倉敷駅から普通電車で約40分です。車の場合は、岡山自動車道「賀陽IC」から約20分です。



能天気な寅さんが、学者で堅物の飈一郎と意気投合したんだよね!



意外な展開でびっくりしちゃったよ〜
| 名称 | 備中高梁駅 |
| 所在地 | 岡山県高梁市旭町1317-2 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 予約の要否 | ー |
| アクセス・駐車場 | 倉敷駅から約40分/賀陽ICから車で約20分・近隣の公共駐車場等を確認 |
| 作品ゆかりの展示 | 特になし |
| 公式サイト | https://eki.jr-odekake.net/top?id=0650408 |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/qykEZSxbgiErJVYV7 |
③石切劔箭神社:寅さんが水中花を啖呵売するシーン
石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)は「石切さん」として親しまれている、歴史ある神社です。本殿・拝殿などが国の登録有形文化財(建造物)に登録されています。
ここは第27作「浪花の恋の寅次郎」で、石切参道で寅さんが「水中花」を売るシーンや、マドンナ(松坂慶子)と再会する場面が撮影されました。
アクセスは電車が便利で、近鉄けいはんな線「新石切駅」から徒歩約7分です。車の場合は、第二阪奈道路「西石切ランプ」出口より約5分です。



NHKのBSプレミアムで放映された贋作「男はつらいよ」ー大阪の寅やんーでも、石切参道がロケ地に選ばれたんだよ〜



贋作なのに、原作・監督は山田洋次監督だったんだよね〜豪華すぎる!
| 名称 | 石切劔箭神社 |
| 所在地 | 大阪府東大阪市東石切町1-1-1 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 24時間参拝可能 |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | 志納 |
| 予約の要否 | 個人の御祈祷は予約不要 |
| アクセス・駐車場 | 新石切駅から徒歩約7分/西石切ランプから車で約5分・駐車場有 |
| 作品ゆかりの展示 | 特になし |
| 公式サイト | https://www.ishikiri.or.jp/ |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/4AP9xtiHhF8YmKYn9 |
④楽食*宝山:寅さんがマドンナとデートした場所
楽食*宝山は、かき氷が人気のレトロな喫茶店です。
ここは第27作「浪花の恋の寅次郎」で、寅さんとマドンナ(松坂慶子)が食事をとるシーンを撮影した場所です。
アクセスは電車が便利で、近鉄生駒ケーブル「宝山寺駅」から徒歩約1分です。車の場合は、阪奈道路「辻町IC」から約20分です。



寅さんとマドンナが座った席で食事ができるよ〜



それはテンション上がるね、行ってみたい!
| 名称 | 楽食*宝山 |
| 所在地 | 奈良県生駒市門前町10-6 |
| 営業時間(時期・状況により変動する場合あり) | 12:30〜18:00(不定休) |
| 料金(時期・状況により変動する場合あり) | ー |
| 予約の要否 | 予約可能 |
| アクセス・駐車場 | 宝山寺駅から徒歩1分/辻町ICから車で約20分・近隣の公共駐車場等を確認 |
| 作品ゆかりの展示 | 看板、写真の展示有 |
| 公式サイト | https://instagram.com/rakushoku_hozan |
| 地図 | https://maps.app.goo.gl/v4JpcwEQHc1KfEweA |
実際に行ける?『男はつらいよ』のロケ地は見学可能?
結論は、見学できる場所とできない場所が混在します。
事前に公式情報と現地表示を確認ください。
一般公開されているロケ地
一般公開の代表例は、観光施設として運営されている場所です。
例えば「石切劔箭神社」は営業時間や予約の要否が明記されています。
「備中高梁駅」はいつでも訪れることができますが、一般の利用者のご迷惑とならないように配慮しましょう。
訪問前に最新情報の確認が必要です。
立ち入り禁止・非公開エリアの注意点
ロケ地でも、通常は立入できない場所があります。
「岡村邸の門」は、門の中に立ち入ることはできません。門前にロケ地であったことを伝える看板がありますので、写真撮影など外観を楽しむ程度にとどめましょう。
『男はつらいよ』のロケ地巡り(聖地巡礼)の楽しみ方
今回ご紹介したロケ地は中国地方と関西地方にあるため、2回に分けて訪問するのが良いでしょう。
おすすめの巡礼ルート例
中国地方のロケ地はどちらも岡山県高梁市内で非常に近く、徒歩で巡ることができます。
- 備中高梁駅 → 岡村邸の門
関西地域のロケ地も、車/電車どちらを利用しても30分程度の距離にあるので、一度に訪問しやすいです。
- 石切劔箭神社 → 楽食*宝山
数時間あれば巡礼できるので、他の観光地にも足を伸ばすことができますよ。
写真撮影に適した時間帯
撮影の基本は、人が少ない早朝です。
「石切劔箭神社」や「岡村邸の門」は24時間いつでも訪れることができます。人が少ない時間帯を選ぶことで、ゆっくりと写真撮影を楽しむことができるでしょう。
よくある質問(FAQ)|『男はつらいよ』のロケ地について
『男はつらいよ』のロケ地について、よくある質問をまとめました。
- 質問①寅さんで有名な場所は?
- 質問②寅さんが行ってない県は?
- 質問③『男はつらいよ』の最高傑作は?
①寅さんで有名な場所はどこ?
東京都葛飾区にある柴又は、寅さんの故郷として知られています。 寅さんの銅像がある柴又駅、参道の「とらや」、名刹・柴又帝釈天、そして江戸川の「矢切の渡し」が定番のスポットで、昭和レトロな雰囲気と下町情緒が漂うこの地域は、街並み全体が寅さんの世界です。
②寅さんが行ってない県はどこ?
寅さんが一度も訪れていないとされているのは富山県と高知県で、埼玉県も含まれることがあります。埼玉県については、ロケ地が発見されたという情報もありますが、一般的には富山県・高知県と並んで未踏の地として言及されることが多いです。
③『男はつらいよ』の最高傑作は?
特に人気が高いのは、リリー(演:浅丘ルリ子)との名場面が多い『寅次郎相合い傘』(第15作)や『寅次郎ハイビスカスの花』(第25作)、ぼたん(演:太地喜和子)が登場する『寅次郎夕焼け小焼け』(第17作)などです。
「最高傑作」は個人の好みに左右されますが、寅さんの人間性が際立つ作品や、マドンナとのロマンスが深く描かれた作品が、評価されやすい傾向にあります。
『男はつらいよ』のロケ地に対するSNSの声
『男はつらいよ』のロケ地に対するSNSの声をご紹介します。
『男はつらいよ』のロケ地について調査しましたが、多くの方が聖地巡礼に行っていることがわかりました。



時代を感じる場所が多かったね〜!



改修されて変わってしまうこともあるから、早く行ったほうがいいね!
寅さんは全国各地を旅しているので、聖地巡礼をすることで寅さんと一緒に旅をしている気分が味わえます。
ぜひ次の休日は聖地巡礼、いや寅さんと一緒に旅に出てみてはいかがでしょうか。







